ベトナム・日本デジタルトランスフォーメーション(DX)協会の発足

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ベトナム・日本デジタルトランスフォーメーション協会が東京で正式に設立され、デジタル技術分野での協力促進における重要なマイルストーンを迎えました。

日本のソフトウェア受託開発の需要は年間300億ドル以上と推定される一方、ベトナム企業の市場シェアはわずか6~7%(IPAデータ)であることを認識し、FPTジャパンとベトナムの在日IT企業は、ベトナム・日本デジタルトランスフォーメーション協会(VADX Japan)を設立することを決定しました。

VADX Japanは、日本におけるベトナム企業の総収益目標である2025年に1,500億円(10億米ドル)、2033年には1兆円(70億米ドル)の達成を目指して取り組んでいます。

さらに、VADX Japanは、デジタルテクノロジー分野における両国間の協力と発展を促進する戦略的な架け橋となることが期待され、同時にDXプロセスの加速と効率を向上させ、持続可能な経済および社会の発展に貢献します。

具体的には、VADX Japanは、協会の会員向けに、イノベーション、技術移転、研究開発、先進デジタル技術の応用を促進する活動を組織します。VADX Japanのメンバーと日本におけるベトナム企業が力を合わせることで、国際競争力の向上、投資の促進、企業、日本政府、団体との協力関係の構築において有利となります。

人材育成については、VADX Japanは日本に数万人の質の高いエンジニア、ベトナムに数十万人の日本語に堪能なエンジニアのチームを構築することを目指しています。これにより、VADX Japan は、2030年までに789,000 人と推定される日本の人材不足を補うことに貢献します (METI – 日本の経済産業省による)。特に、日本が「Society 5.0」のモデル構築に向けた先端技術の開発を積極的に進めている中、クラウド、ビッグデータ、AI、ブロックチェーン、VR/XRなどの新技術分野の人材を優先的に採用されます。

「20年以上前、ベトナムのIT企業が協力して、 ベトナムの人材がテクノロジー分野で名を馳せるという目標を掲げてVinasaを設立しました。私たちはそれをやり遂げました。ベトナムはソフトウェア輸出をリードする魅力的な目的地になりました。現在、VADX Japanは会員企業は、まったく異なる状況に直面しています。世界中が AI、半導体、自動車技術、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションについて話しています。これは、テクノロジーが世界の未来を決定し、新しい世界秩序を決定し、この国の運命を決定する時代です。VADX Japanのメンバーは、この転換点において、ベトナムと日本の競争力強化と世界における特別な地位の構築に共同で貢献するという非常に重要な役割を果たしています。」とVinasa協会設立評議会会長兼FPTグループ会長のトゥルオン・ジャ・ビン氏がイベントで講演しました。

Vinasa協会設立評議会会長兼FPTグループ会長のトゥルオン・ジャ・ビン氏

ベトナム・日本デジタルトランスフォーメーション協会を通じて、ますます多くのベトナムのIT企業が日本の組織、団体、企業と広範な協力関係をうまく築くことができると信じています。同時に、協会の会長として、私たちは日本にいるベトナム人のプログラマーやITエンジニアに最高の生活と労働の機会を提供することに尽力します」とFPTソフトウェア副社長兼FPTジャパンの社長であるドー・ヴァン・カック氏は断言しました。

日本におけるベトナムITビジネスは質・量ともに非常に力強く成長しています。現在、ベトナムにはFPT、Rikkeisoft、VTI、NTQ、CMCなど従業員1,000人を超える企業が10社以上あり、日本企業にITサービスを提供している企業の総数は最大500社近くに上ります。

企業は、プログラミングやテストなどの単純な段階での雇用労されるところから、研究や設計からDXプロジェクトの実装、やクラウド、ビッグデータ、AI、ブロックチェーン、VR/XR などの新しいテクノロジー活用までの段階に参加できるようになりました。

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